墨付け、手刻み、丸太組みの家

 

お施主様のイメージを忠実にかたちにしたこだわりの家が完成しました。  

それは大工、左官、瓦、タイル、板金、建具、畳、伝統的な職人の手で造られた家となりました。

 

   新築のご相談をいただいてから完成まで2年以上の期間をかけて建築。

   構想1年と2カ月、建築は墨付けから完成まで10ケ月。

   それでも完成してみると短い期間だった、とお施主様のご感想でした。

こだわり

 

 

 

こだわりはすべてに関して。

その中でも”これだけはゆずれない”というものを抜粋してご紹介

にかわボンド
化学物質を含んだ木工用ボンドは一切使用していません
osmo color
塗料も自然塗料以外使用していません。
蜜ろうワックス
ワックスももちろん自然製品です。
ドロマイト
お施主さん自身が仕上げた塗り壁材は糊を使用していません
カールヌーヴォー
左官さんが使用した塗り壁材は厚生労働省で定める特定化学物質をはじめ、汚染原因物質は一切含んでおりません。
かきりしん
外壁材も100%無機質素材、伝統的左官仕上げのかき落とし仕上げ
わら床畳
化学物質は0に近く、防虫剤の使用も避けてもらいました。
芯挽き材
柱はすべて東濃ひのきの芯挽き柱。生き節材を選別してもらいました。
高温乾燥材との違い
色、ツヤ、香りが違う。加工をすると油分の違い=粘り強さを実感できる。
土台
土台はヒバを指定されました。
ヒバが好き
お施主様は腐りに強いヒバがお気に入り。玄関ひさしも霧除けもヒバを主に使用して造りました。ちなみに写真の柱もヒバです。
野物
野物はお施主様も材木屋さんへ見学に行き、木目の違いを確認しました。
無垢材
極力、集成材の使用は避けました。棚材も杉の無垢材を使用。
手すりも無垢材
手すりさえも無垢材を使用。私が角材を削り、仕上げしました。
すべて引き戸
使い勝手を考えると引き戸になります。開きドアは1本もありません!オール引き戸を実現するためには間取りづくりから考えなければいけませんよ。
断熱材はアクリア
ホルムアルデヒドを含まず、火災にも強い。だから有害な煙も発生しません。
基礎の高さ60cm
通気が良く湿気対策にもつながり、床下のメンテナンスが容易に出来ます。建物の高さも高くなり、より立派な家に見えます。

墨付け、手刻み

家造りに職人の手がかけられるのはまずは大工の墨付けから。

 

 

大工が材料を選別して1本1本確認しながら墨付けをして刻んで(加工)いく。

だから大工の手がかけられていない材料は一切ないということ。

 

お施主様にも材木屋まで出向いていただき材料の見学をしていただきましたよ。

 

野物選び
材料は材木屋さんに出向いて選別します。今回はお施主様も見学して触れていただきました。
野物
屋根裏に使用する野物は18本。
木目
木目の詰まった木材は強い。
皮むき
一皮むければこんなにきれいな肌が現れます。
墨付け4点セット
間ざお、墨つぼ、すみさし、さしがね、これだけあれば墨付けができます。あと、平面図もね。
1本ずつ
私がすべての材料を墨付けをして加工をしました。
芯挽き
昔ながらの芯挽き柱。
芯挽き
芯挽きとは柱を割れにくくするため敢えてのこぎり目を挽いておくものです。
違い
高温乾燥とは色、ツヤ、香り、油分が違います。木を加工しなければ実感できないことです。
とのこ
とのこを水で溶き・・・
塗布
化粧梁や化粧柱に塗布して拭き取ります。日焼けや汚れから木材を守ります。
座掘り
土台のボルト締めはすべて座掘りをして確実に留め付けました。確実!出来ているようで出来ていないのが現実です。
根太
床下地は不安な900mm角ではなく、その間にもう1本角材を施工して床のたるみが出ないようにしました。

梁組み

プレカットでは出来ない梁組み

 

 

丸い梁を野物と言います。

プレカットが主流の現代ではこのような梁が組まれることはめずらしくなりました。

はめ込まれるだけではなく梁同士が組み合わされることで強くなる。

それが梁組みだと考えます。

野物
角材ではない丸い梁を野物と言います。最近では使用している家は少なくなりました。
梁組み
プレカットのように接合するだけではないです。梁同士が組み合わさるから梁組みなんですね。
斜め
縦、横だけではなく斜めにも野物が組まれます。
四方
斜めの梁は四方に架けられます。
受けも野物
野物を受ける梁も野物。火打ち梁という役目も果たし建物の変形を防ぎます。
梁組み
がっちり組まれています。
てんこ盛り
野物の上に野物、その上にもまたその上にも野物が組まれます。
頑丈
この野物たちが重い屋根を支えます。
手打ち
最近では機械で釘が打てます。手軽だから速い、速いから雑になる。やはり確実丁寧には手打ちが大切です。お施主さんには見えないところだからこそです。
とのこ
とのこを水で溶き・・・
塗布
化粧柱や化粧柱に塗布して拭き取ります。日焼けや汚れから木材を守ります。
座掘り
土台をボルト締めする場合はすべて座掘りをして確実に留め付けました。
根太
床下地は900mm角ではなく、その間にもう1本角材を施工して床のたるみが出ないようにしました。

造作

多くの職人の手間が掛けられました

 

 

大工を始め、瓦、左官、板金、タイル、建具、畳など昔ながらの職人がかかわりました。

材料選別
内装工事も材料選びから始まります。
加工
造りたいものをイメージして材料を加工する。だからお施主さまのイメージをかたちに出来るんですね。
組み立て
軒の出幅を長くしてほしいとのご要望にお応えしました。
板金
屋根は板金屋さんが銅板で仕上げました。
銀杏面
角材の角を加工して洒落ました。断面が銀杏みたいな形なんですよ。
玄関天井
先程の材料で玄関の天井を作りました。技術よりも根気がいる作業です。
ひのき
材木屋さんの倉庫の奥にあった材料です。
加工
少しくらい汚れていたって加工すればこんなにきれいな材料に生まれ変わります。木材ってすごいでしょ!
玄関框
玄関の一番大切なところに施工しました。あんなに汚れていた木とは思えないでしょう?
汚れた木
またまた汚れた木です・・・お手頃で幅の広い木を材木屋さんに探してもらいました。
加工
汚れた木がきれいになると、出番を待っていました!!と木が言っているように感じます。
テーブル
厚くて立派な机に仕上がりました。
木曽ひのき
材木屋さんで長い間、立てかけらていた木曽ひのき。
墨付け、加工
墨付けをして加工しましたが木曽ひのきのキメの細かさには驚きました。用途は階段材ですね、完成写真は他ページで。
格子
縦格子を作りましたよ。施工場所は?
ヤギリの格子
屋根裏の通気口を隠すための飾りです。和風住宅に一花添えました。
自然素材&自然塗料
ベランダ下の天井には杉板を施工。外部も自然塗料で仕上げました。
左官
最近では珍しく外壁、内壁ともに左官さんが大活躍しましたよ。